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ボディロッキンで激ヤバ

ワンパクでもいい。ボディロッキンで激ヤバであれば。

これが現実なのか~『マネーショート 華麗なる大逆転』を観て~

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 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を観てきました。

 非常に面白かったです。ただ、不思議な映画でした。

 上の予告映像はいつものように、あんまり当てにならなかったのですが、予想以上に不思議な後味で、なんというか、すごく驚きました。

 

 

 この作品はマイケル・ルイスの原作がありますが、それはまだ読めていません。『マネー・ボール』と『ライアーズ・ポーカー』は読みました。後者はこの映画を見る上で読んでおいても良いかもしれません。ある意味で前日譚になるかと思います。映画冒頭に出てくるルイス・ラニエリによるモーゲージ債の生誕秘話など、面白おかしく読めます。『フラッシュボーイズ』も読んでみたいですね。

 原作は読めていないのですが、映画を見てるうちに「マイケル・ルイス節」みたいなのがあって、本を読んでる時と同じような感覚に襲われました。一言で言うなら、”ドライブ感”という感覚に近いです。こう、たぎってくるというか、前傾姿勢になってしまうような感覚です。扱っている内容は金融商品の名前や仕組みばかりなのに、そのドライブ感で普通に見れてしまう、という映画でした。

 ただ、それは『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』のような感じとはまた違います。あの映画のようなイケイケなシーンもちょっとはありますが、アレに比べると全く無いに等しいです。ただ、『ウルフ・オブ…』と同じだな、と思われる部分があるとすれば、それはドライブ感があるけどほっぽり出されてる感もある、ということがあると思います。

 

 この映画、気持ちよくはないです。

 エンディングもそうですが、説明や人物描写や演出も含めて、全てが投げっぱなしです。と言うよりも、誰も裁かれません。誰しもが自分の欲望に忠実に生きた結果、なにも解決できぬまま、経済は崩壊し、その崩壊の余波が庶民を襲い、そして主人公たちは大金を手にして去る。去り際に、怒りだけを残して。しかもこれが、現実に起こっていたことで、日本にも影響が及ぶほどの、津波のような出来事だった。

 ただ、その後味が非常に良かったです。

 個人的には85点です。