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ボディロッキンで激ヤバ

ワンパクでもいい。ボディロッキンで激ヤバであれば。

【ネタバレ】ある意味で別の次元からの襲来者~『スーサイドスクワッド』を観て~

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 アメリカでも好成績と賛否両論?を巻き起こしている『スーサイドスクワッド』を観てきました。

 かなり長い間CMしてたなぁ、という印象ですが、やっと観ることができました。マーベルの映画ではまだこういう「敵が組んだチーム」というものはなかったんじゃないかな、と思います。『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』がそれっぽいかな?

 どういう作品に仕上がったのかなぁ、と楽しみに観てきました。

 

 

 

 率直に言うと、60点ですね。

 正直、そんなに面白くないです。「凄く面白くなかった」というほど悪くはないですけど、最終的に思いついた言葉は「ティーザーのほうが面白かったな」でした。というか、ティーザーに使われていた場面も、ティーザーのほうがかっこよかったですね。

 

 何がダメだったかというと、脚本の練り不足しかないというか、「これ、一回通しで映画観たのかなぁ」と不安に思うほどのテンポの悪さでした。

 この映画、一個一個のシーンは笑えるし、カッコいいです。ただ、それをつなげた時に凄く不格好に見えました。特に、魔女が逃げ出すシーンを二回も挟んでいて「いや、それは最初の分いらないよね」と思いました。

 あと、最初にスクワッドの面々を捕らえるシーンが入ります。あのシーンそれぞれは面白いし、キャラクターの説明としては悪く無いと思いますが、長いんですよね。映画の冒頭ですよ。こっちとしては「早いところこの面々が集う場面が観たい」と思ってきてるのに、なかなか始まらない。製作者も途中でそう考えたのか、キラークロックなんかものすごい端折られてる感が出てましたね。電気バチーで昏倒、みたいな。

 もうそこら辺、全部抜いてしまって、戦っているシーンでキャラ説明しても良かったんじゃないかな、と思いました。これを観ると、本当に『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』ってよく考えられた作品だったんだなぁ、と感心します。

 カタナっていう女の剣士はほとんど説明もなく、下手な日本語ブン回しながらちょっとした立ち回りでキャラの説明出来てた辺り、なんかよくわからないですね。みんなカタナくらいの説明で充分だったと思いますよ。ハーレークインだけは時間割くとか。ただ、カタナはそもそもキャラクターがブレブレというか、最初は軍人の用心棒という役割だったのにスクワッドの面々と酒飲みに行ったり、なんかもう「お前はどっちサイドなんかはっきりせいや」と首を傾げてしまいましたね。

 ていうか、あんな酒場のシーンなんかいらんでしょ。なんであんな危ない場所で酒盛り始めるのか全然意味がわからない。あの、ディアブロのキャラも話しも悪く無いですよ。あの人のしゃべっている内容は、ある意味でこの物語の根幹にもなることができたと思います。自分たちは悪人で、その運命から逃れることは出来ない、だからこそ我々はスクワッドを組むことで、何かの意味を見つけることができるのではないか、という方向に持って行くことも出来たと思います。まぁ、そんなことにはなりませんでしたが。

 口先だけで「仲間」とか言いまくってて、ちょっと驚きましたね。「いや、君ら特に仲良くなる場面なかったやん。酒飲んだらもう仲間かいな」と首を傾げました。

 

 色々言いましたけどね、挙げてったらきりがないんですよね。

 キラークロックははっきり言って全然出てこなかったし、ブーメランの奴はなんで仲間裏切るやつなのに最後まで味方でいたのかとか、あの危ない場所で要人を救い出すのになぜヘリなのか、ハーレークインがモロに携帯出してるのに気づいているのはデッドショットだけとか、犠牲になったディアブロへのフォローが全く無いとか。

 もうね、おかしいことのオンパレードなんですよ。

 で、それでもアクションが良ければ、そんなことはまだ許せると思うんですよ。『SPAWN』なんてそうだと思いますけど、格好いいシーンがいっぱいあって、それだけでも「観てよかった」と思わせられるなら良かったんですけどね。

 そこがね、この映画、暗いシーンで闘ってばかりでアクションが見えにくいんですよ。

 敵の大きいやつの口撃がスピード早すぎて見えにくいし、敵の兵士は、多分グロテスクすぎて明るい場所で見せると問題が合ったのか、ほぼ顔が見えない。

 

 まぁ、こういうふうな感じですけど、良いところもありました。

 この映画の一番いい所は、役者です。

 ウィル・スミスはアウトローだけどいい人って役回りは当たり役ですね。というか、良い人過ぎて「どこが極悪人だよ」と思ってしまいました。まぁ、頑張ってはいましたけどね。

 あとは、マーゴット・ロビーに尽きると思います。エロくて可愛くて、スタイルも最高。この人がいなかったらこの映画もっと悲惨な目になっていたと思います。アニメとかゲームのハーレークインってこんなに可愛かったか?と思ってしまうほど可愛い。『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』で出てた時も「こんなエロいだけの存在が世の中にはいるのか」と驚きましたが、その時を思い出させました。演技なんていらんのですよ、ケツだけ振っていれば。

 ジャレッド・レトジョーカーに関してはもう、頑張っていた、ということでいいと思います。そもそも、映画版のジョーカーは、ジャック・ニコルソンに勝つことは誰もできないと思います。だからこそ、ヒース・レジャージョーカーはこれほどまでに評価が高いんです。負けてないから。あのジョーカーに全然負けてないから。

 それに対して、今回のジョーカーは、マジで頑張ってました。笑い声とか含めて。ただ、ハーレークインへの愛情であったりはアニメなんかでも描かれていたので、今作での描き方も悪くないと思います。

 その他にも、出演陣は本当に頑張っていたと思います。ただもう、脚本というか、なんか整理する人が悪かったともいます。

 そもそも、こんなお祭り映画ならこうなることは当然とも言えます。はっきり言って、あんなにお祭状態なのにきちんと成り立っているマーベル作品が異常なんです。

 それを思うと、この作品は「ダメだったアベンジャーズ」というIFの存在なのかもしれません。

 まぁ、今後DCがどういう風に映画を作っていくのか、楽しみではあります。

 こんなところで。